50代うすぼんやり生きています

50代のあれやこれや、管理人「凡子」が関わってきた今昔を綴っていきます

「諸君、異論はあるか。あればことごとく却下だ」の覚悟

こんにちは、凡子です。ブログを始めて早9ケ月。何を書こうかスタイルも決まらず、更新が月0回のときもあったりして、迷走ぶりが窺い知れる更新頻度になっています。

そんな今日この頃、図書館で見つけた『いますぐ書け、の文章法』(堀井憲一郎著・ちくま新書)をめちゃくちゃ面白く読みました。

一際気になったのは、「諸君、異論はあるか。あればことごとく却下だ」のセリフ。

「諸君、異論はあるか。あればことごとく却下だ」の覚悟

堀井氏によれば、これは森見登美彦氏の小説の主人公が叫ぶセリフらしくで、文章書きが常に心に携帯しておきたいものなのだそう。

「文章を書くときはこういう心持ちがいい。おそらくは異論はどこからか出くるに違いない。でも、それを越えて私は発言する。
美しい宣言である」

更に堀井氏は、こうも言う。

「何かしら新しいことを書くときは、そこには畏れがあるはずだ。かつて誰も言ったことがないことだし、ということは自分でもそういう意見や文章は見たことがないもの、それを今から書こうとしている。怖くないわけがない。でも、そこを押し切って出て行くのが、文章を書く、ということなのだ」

新しいことを書くとき、本当にこれを書いてしまっていいのか恐れを抱くのは、普通だというのです。

こんな下らないことを書いていいのか、もっとうまい方法で書ける人がいくらもいるんじゃないか、これを書くことで誰かを傷つけるんじゃないかということは、いつも考えます。で、考えすぎると、まぁ書けない。

尊敬するブロガー、『自由ネコ』の自由ネコ師匠が、こちらの記事で、センチンについて書いていらっしゃいました。

gattolibero.hatenablog.com

ネコ師匠、勝手に言及すみません。

ネットスラングにうといので初めて知りましたが、センチンとは、「繊細な自分」を傷つけないように他人に要求する人のことで、繊細チンピラの略だそうです。小野ほりでいさん、命名のようです。

センチンに配慮していたらキリがない、更にみんなから愛されたかったら、失敗ばかりのドジッ子路線で勝負した方がいいんじゃないかと、師匠はおっしゃっておられます。

凡子も失敗ネタの多い人間なので、というかポンコツぶり全開で生きているので、当初ブログにそういうことを書こうとしてました。

ただよくよく考えてみると、凡子は自分のポンコツ具合を受け入れているのでいいんですが、そういう部分を深刻に悩んでいる人がいたら、もしかして悲しく思ったりするのかなとか考えたり。そう考えると、失敗も書けない。

以前勤めていた職場で、独身女子が、ある既婚女子に対して何かにつけて辛く当たっているのを見たことがありました。それ以外の理由もあったんでしょうが、その言動から、どうも同じような年頃の既婚女子が結婚しているかどうかに反応していたように見えまして。その既婚女子は、自慢とか鼻にかけるわけではなく、はたから見ると、ただ結婚しているから単にその事実を隠してないだけのような感じでしたが、多分独身女子はそうは受け取ってはおらず。もう既婚の子の存在自体がストレスというか。

そのとき思ったことは、既婚かどうかは、ただ属性が違うことでしかないと思うのですが、属性が違うってことを侵害されたと感じる人がいるんだな~ということでした。

属性の違いを優劣と捉えると、かなりややこしいです。

件の独身女子とか、「傷つくのでやめろや、おりゃ」と言えるセンチンは、ちゃんと自己主張できているので、あんまり気になりませんが、

自己主張をしない心優しい人を悲しませたくないとは考えるわけです。

でも、人が人である限り、どこかの立場に立って書くしかない以上、それを受け入れがたく思う人がいるかも知れず。それを忘れたくないと思うけど、自分が思ってもいないことは書けないし、結局、素の自分で書くしかないんだとも思います。誠実に。

そういうことを考えたとき、「諸君、異論はあるか。あればことごとく却下だ」はあまりに強すぎるセリフですが、それくらいの覚悟って必要なんだろうと思います。腹くくって、ケツまくってね(いやん)。

腹くくっても、「みなさま、こういう考えもありますので、ネットの隅に置かせていただきますことをお許しいただければと思います、はい」ぐらいに大幅トーンダウンしちゃうのは、凡子が小心者のせい。

で、ちなみに堀井氏によれば、「書く限りは断定する」「言い切れないなら書くな」「文末に「思う」は極力つけるな」ということですが、いや~見事に、「思います」ついちゃってました。

断定!? そらおそろしいわっ!!

ひよらず、人を傷つけることをよしとはしていないが、自分の書くものが人を傷つける可能性があることも覚悟して受け入れて、それでも尚、自分の書きたいものを書けるブロガーの方々。惧れに打ち勝って、自分の真の姿をさらけ出すことができる、そういう勇者ブロガーたちのことを心から尊敬する凡子なのでした。

「人を傷つけることをよしとはしていないが」←あっ、ここポイントですから。誠実さ、優しさ、すっごく大事と思ってますから。

 
(※誤解ないよう言っておきますが、自由ネコ師匠は、「ことごとく却下」とか過激なことは言っていませんので、念のため。)

 

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